禁煙して最初の3日間は本当に地獄でした。吸いたいって気持ちだけじゃなく、タバコを吸ってないのに強いタバコを吸ったときのようなクラクラ感に襲われたり、突然眠くなったり…何よりイライラして仕事に集中出来ないほどでした。
最初は本当にツラくて苦しかった禁煙ですが…なんとか3年間の禁煙に成功しました。もうこれで禁煙カテゴリに記事を書くこともないと思うので…3年間の禁煙生活を振り返ってみようと思います。
3年間の禁煙生活を振り返る
禁煙1日目〜3日目
コレが最後だと心に決めた最後のタバコを吸い終え…携帯灰皿、自宅の灰皿、車の中の灰皿、全ての灰皿を片付けました。
1日目はなんとなく過ぎ去っていきましたが…2日目からニコチン離脱症状がスタートしました。吸いたくても吸えないイライラが増えてきます。
さらに突然眠気が襲ってきたり、タバコを吸ってないのに強いタバコを吸ったときのようなクラクラ感を感じたり…ちょっとツラいなぁ…と思う事が一日に何回もありました。
それでも何とか我慢して3日目。この日はとにかくタバコを吸いたい!吸いたくてイライラしまくりでした。一生吸えないと決めた自分を憎むほど吸いたくなりました(笑)
毎日ルーティーンのように同じタイミングでタバコを吸っていたので…タバコを吸っていた時間になるとなんとも言えないイライラと吸いたい気持ちがミックスしてとにかく苦しかったです。
しかしここで…自分がニコチン中毒だったという事に気づきました。こんな気持ちになるほどタバコが吸いたいって普通じゃないよな?って思ったんです。
タバコなんていつでも止められると思ったいたのに…こんなに苦しいなんてショックでした。
ニコチンガムを使い始める
禁煙4日目〜1ヶ月
4日目に何とかタバコを我慢するためにドラッグストアで「ニコチンガム」を買ってきました。
【指定第2類医薬品】ニコチネル ミント 90個 ※セルフメディケーション税制対象商品
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ニコチンガムはその名の通りニコチンを身体に入れるためのガムになります。ゆっくり1時間くらいかけて噛むんですが…自分はかなり効果がありました。
タバコを吸いたいという気持ちは強いままなんですが、ガムを噛んでしばらくするとイライラや眠気、頭痛、だるさなどが緩和されるんですよ。
ツラいなぁ…タバコ吸いたいなぁ…と思うタイミングでガムを噛んでしばらく我慢すれば何とか過ごせるのは本当にビックリでした。でも苦しかったですよ。吸いたかった。
しかしガムをかめば何とかなるので…禁煙してから1ヶ月くらいは「ニコチンガムさえあれば大丈夫」という謎の安心感と暮らすことになりました。ここでまた気づいた事があります。あれ…もしかして今度はニコチンガム中毒になってる!?そう思ったんです。
自分がタバコを止められた最大の理由は…ニコチンガムを使った事でした。
タバコを吸いたいと思っていたけど本当はニコチン中毒になっていて、タバコじゃ無くてニコチンが欲しいだけなんだって気づいた事が禁煙出来た理由だと思っています。
今だと「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」などなど電子タバコが人気になっていますが、あれも吸い始めた最初はタバコに比べると不味いと話している人が多いんですよ。
でも…何回か吸っているとこれでもいいか!って思うはずなんです。
これもタバコっぽい何かを使っているだけで…結局はニコチンが身体に入れば満足するって事なんじゃないかな?そう思っています。自分が禁煙をスタートした3年前に電子タバコがこれだけブームになっていたら…禁煙出来なかった気がします。
禁煙1ヶ月〜3ヶ月
禁煙をスタートして1ヶ月くらい経過すると…少しずつ身体が変化していきます。よくご飯が美味しくなると聞きますが自分は「朝起きて咳き込まない」「よく寝れる」「ビールが美味しい」などなどタバコをやめて良かったかな?と思う事が増えてきました。
2か月目になるとニコチンガムなしでも大丈夫になってきましたが…それでも保険のためにしばらくガムを持ち歩く生活をしていました。
3ヶ月が経過すると「吸わなくても大丈夫」になってきますが吸いたい気持ちは消えていません。タバコを吸うしぐさで深呼吸してみたり…100均で禁煙パイポを買って吸ってみたり…実際にタバコを吸ってないだけで脳内ではずっとタバコをイメージしたままです。
脳内からタバコという存在を消すために…筋トレしたり、刺激の強い食べ物や飲み物を飲んだり脳内からタバコという存在を追い出す事に必死だった時期です。
禁煙4ヶ月〜半年
1ヶ月禁煙出来たら3ヶ月を目指し、3ヶ月が経過したら半年を目指し我慢を積み重ねて何とか半年頑張りました。
半年経過したらタバコなんて見たくもない!そうなるはずでしたが…自分の場合は「まだまだタバコを吸いたいしタバコの臭いも嫌じゃない」そんな感じでした。
まだ吸いたい気持ちは残りまくってます。友人の吸ったタバコの煙を嗅ぐと昔の彼女を思い出すような…懐かしさと楽しかったタバコの思い出が脳内を駆け巡ります(笑)
それでも我慢できたのは…体調が悪くなり腎臓が悪いと診断されたからです。「腎臓病の人は健康な人がタバコを吸った時より血中ニコチン濃度が高くなる」という事を知って、タバコより元気で過ごしたいという気持ちが強くなり吸わずに過ごせました。
禁煙半年〜一年
さぁ…ついに禁煙して一年が経過しました。普通に考えたら「一年我慢すれば大丈夫だろう!」と思いますよね?それが…自分の場合はガッツリ吸いたい気持ちは残ったままでした(笑)
一年禁煙したときの記事から引用すると…
禁煙してから自分の身体はかなり変わりました。しかし!ずっと禁煙するとは誓えないかな(笑)それくらいタバコの依存性は高いと思います。
こんな事を書いていました。人によりますが…自分のようにタバコへの依存度が高いと1年たっても苦しむ事になります。
禁煙1年〜2年
しかし…なんとか1年禁煙するとタバコを思い出す回数はグッと減ってきます。忘れている事がほとんどなんですが…体調が悪い時になぜかタバコを吸いたくなりました。風邪をひいたりすると『今タバコ吸ったら不味いんだろうなぁ…』という謎の吸いたい欲が襲ってきました。
身体が弱ってくるとニコチンが誘惑してくる感じで…脳内のどこかにまだニコチンが潜んでいる気分だったのがこの頃の自分です。
でも1年半くらい禁煙するとかなり楽になりましたよ。吸いたいと思っても…それは本当に一瞬なんです。我慢するってレベルじゃない一瞬なのでそこまでツラくはないんです。
禁煙2年〜3年
ここまで来るとタバコを吸いたいと思う事はなくなります。
逆に禁煙して2年半から現在になると…タバコの臭いがダメになってきました。洋服に付くタバコの臭いも嫌だし知らない人の歩きタバコから漂ってくる臭いなんて論外です(笑)知り合いが吸っているのは大丈夫だけど知らない人はダメって謎の嫌煙家になりつつあります。
匂いと記憶って直結している事が多いので…自分の場合タバコの匂いを嗅ぐと「ツラかった過去を思い出させるな!」って身体が拒絶してるんだと思います。
目の前でタバコを吸われるのは大丈夫なんですが見えない場所からのタバコの煙にはかなり敏感になってしまいましたね。
長い道のりでしたが…今は禁煙してよかったと思っています。タバコを吸う場所を探さなくていいのって凄く楽で生きやすいです。この3年で喫煙者に対する風当たりはさらにキツくなっている印象ですし…自分はいいタイミングで止められたような気がしています。
以上、長くなりましたが禁煙してからの3年間を振り返ってみました。それじゃ!また!
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