バグパイプという楽器をご存知でしょうか?『キルトをまとったスコットランドの男性が吹いている楽器でしょ?』そう思いましたか?バグパイプの形や音色を想像出来る方は多いと思いますが、、、目の前でバグパイプの演奏を見たことがあるという方は意外と少ないのでは!?
先日豊橋パイプバンド所属の夏目竹三さんにバグパイプを見せてもらったので記事にまとめてみたいと思います。
バグパイプ(bagpipe)ってどんな楽器?
バグパイプ(bagpipe)って英語で書くと分かりやすいんですが「バッグとパイプ」で『バグパイプ』なんですね。簡単に書くと留気袋とよばれるバッグ(袋)とパイプ(管)で出来ている楽器になっています。パイプには役割があり・・・
音が出るパイプは4本。上部にある大きなパイプ3本と袋の下側にあるパイプ1本です。メロディーを担当するのは下側のパイプで笛のように指の腹でふさぎ操作します。それともう1本、袋に空気を送り込むためのパイプがあります。こちらはブローパイプと呼ぶそうです。
目の前でバグパイプの演奏を聴いて驚いたことは、、、とにかく音量が凄いという事です。室内で数曲演奏してもらったんですが、、、もともとこのタイプのバグパイプは屋外で大きな音を鳴らし行進したりする時に使われているバグパイプだという事だったので近所から苦情が来たらどうしよう!?ってレベルの音量でした(笑)
それと実際に演奏を見るまで知らなかったんですが、、、バグパイプって音が出て安定するまで少し時間がかかるんですね。また笛と違って吹いている時に音が出るわけじゃないので見ていて不思議でした。
膨らんだ袋を手でポンポンと叩き、ベース音が安定したら脇に袋を抱え、、、パイプを立て演奏がスタートする。そんな感じに見えました。
夏目さんが持っていたバグパイプは1926年に作られたもので凄く珍しいバグパイプなんですが、、、袋の中は、、、驚くほど近代的な作りになっていました!
何と、、、ゴアテックスを使ったバッグになっていました。ジッパータイプで、、、中には吸湿パーツが!こんなに近代的な袋が付いているんですが、、、パイプ部分はめちゃくちゃゴージャスです。
こちらは純銀です。
黒い部分はアフリカ製の黒檀(こくたん)で出来ています。クリーム色のパーツは、、、象牙(ぞうげ)です。
黒檀と象牙と純銀ですよ!?現在は輸入出来ない、、、激レアなバグパイプです!
夏目さんは東京パイプバンド(1974年エリザベス女王来日を機に結成されたバンド)の結成当時から活動に参加していたというので、、、バグパイプ歴40年以上!凄い!
この記事を読んで実際にバグパイプを聴いてみたいと思ったあなた!バグパイプの演奏を気軽に聴ける機会は、、、やっぱり「St Patrick's Day(セントパトリックス・デー)」だと思います!
緑色の物を身につけて祝う的なイメージで日本でも人気になりつつあるイベントですが、セントパトリックス・デーのパレードに行けばバグパイプの演奏を目にすることが出来るかも!(原宿、元町など)それじゃ!また!
※最後に個人的に好きなバグパイプやマンドリンなどを使ったアイリッシュパンクの代表格「Dropkick Murphys」の動画も貼っておきます。熱い!
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