大阪グルメを紹介するテレビ番組を見ていると頻繁に登場する「肉吸い」という料理をご存じでしょうか?肉うどんからうどんを抜いて半熟玉子が入った謎の汁物料理です。
肉吸い 千とせ 本店 (ちとせ)
この肉吸いが生まれたのが今回紹介する「千とせ」というお店です。
肉吸いが生まれたエピソード
吉本新喜劇の座長も務めた花紀京氏がNGKの舞台前に二日酔い状態で「千とせ」に訪れ『肉うどんをうどん抜きで』と注文したのが最初で…そこから「肉吸い」というメニューが生まれたんですって。
知っている人なら100万回聞いたぞ!ってエピソードなんでしょうが…この話抜きじゃ食レポ書けないので最初に書いておきました(笑)
千とせの営業時間は10時半から14時半とかなり短く…さらに売りきれ次第終了。旅行者にはハードル高い営業時間です。
入り口に貼られているメニューはこんな感じ。うどん屋さんなのにメニュー少ないなぁ…と思いましたが…
店内には様々なメニューがありました。肉吸いは牛肉がたっぷり入った汁物ですが、豚吸いという豚肉バージョンの汁物もあるんですね。うどんだけじゃなく蕎麦のメニューもあります。
店内はかなり狭く…4人掛けテーブル3卓、6人掛けテーブル1卓の合計18席しかありません。ですからあっという間に満席になります。この日は平日10時半少し過ぎの到着でギリギリ座れた感じです。
自分は「肉吸い」と「小玉(卵かけごはんの小)」をセットで。ツマーは「肉うどん」をオーダーしました。テーブルには卵かけごはんにかける醤油が置いてあります。
はい!こちらが「肉吸い」です!カツオと昆布から取った和風の出汁にたっぷりの牛肉!
そしてこちらが卵かけごはんの小です。
うっかり箸で割ってしまいましたが…肉吸いの中にはポーチドエッグみたいな半熟玉子が入っています。途中で割って食べるとちょっと味変してまろやかになります。
卵かけご飯とお肉を一緒に食べるとこれまた美味しい。みんな「肉吸い 小玉」とか「肉吸い 大玉」とか呪文のように注文するはずですよ。
こちらは「肉うどん」です。太めで柔らかめのおうどんです。こちらは半熟玉子が入っていないので最初から最後までおだしの味が変わらず食べる事が出来ます。玉子が苦手な方は肉うどんがオススメ。
肉吸いも肉うどんも牛肉の量が凄く多く…食べ進めても食べ進めてもお肉のかけらが丼に入っています。ですから最後の最後までお肉を食べようと思うと…一滴残らず完食する事になると思います!予想より美味しくて大満足でした!
千とせ べっかん
今回自分が行ったのは千とせ 本店ですが、すぐ近くのグランド花月(NGK)の建物内にも「千とせ」があります。こちらは「千とせ べっかん」で凄く綺麗でメニューも少し違うものがあるようでした。
個人的に「肉かすうどん」が気になりました!次回は「千とせ べっかん」に行ってみたいと思いましたが…やっぱり本店の雰囲気と味が最高だったのでもう一回本店に行きたい気持ちの方が強いです(笑)
とにかく元祖肉吸いのお店「千とせ」は口コミ通り最高の美味しさだったので、まだ「肉吸い」を食べた事がないって方がいたら…是非チェックを!自分は感動しました!それじゃ!また!